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TOPICS−新着情報
美術雑誌「一枚の繪」掲載作家による一枚の繪人気作家展
 
伊勢丹浦和店美術画廊・プチギャラリーにおきまして、「一枚の繪」掲載作家による水彩画作品展を開催することとなりました。
プロによる水彩画のいろいろな表現方法をぜひご高覧いただきたくご案内申し上げます。
会期  2020年8月13日(木)〜8月19日(水) 10:30〜19:30 (最終日は17:00閉場)
会場 広島 福屋八丁堀本店 7階 美術画廊  ※営業時間等、変更になる場合がございます。
会場出席作家  花岡寿一先生在廊日(予定)  8月15日(土) 12:00〜17:00

展覧会プレビュー 展覧会担当者に聞く 展覧会の見どころ
Pick up Artist — 花岡寿一
  8月、広島、と並ぶと、絵画では、平山郁夫先生の名前が思い浮かびますが、福屋八丁堀本店の美術画廊で、広島出身の画家を中心に、「一枚の繪人気作家展」が開催されます。広島在住の野口稔先生や若手で成長著しい福本弥生先生をはじめ、その土地にあふれる陽光の影響なのでしょうか、鋭いながらもどこかポジティブなイメージを想起させる色調の作品を描く画家が多い印象があります。それは何より、観る者の心を和ませ、勇気づけてくれます。 
 ここでは、会場出席を予定されている花岡寿一先生にスポットをあてて、お話をうかがいました。
 花岡先生は、1968年広島県尾道市生まれ。名古屋芸術大学を卒業。公募団体の光陽会では安田火災美術財団奨励賞、文部科学大臣賞を受賞。2005年一枚の繪主催・第34回絵の現在選抜展で最高賞の金賞を受賞し、現在は無所属で広島をベースに、銀座・ギャラリー一枚の繪や全国のデパートの美術ギャラリーなどで個展を開催されています。
心が暗くなる時こそ
絵に向かっていくのが画家


 「(コロナ禍で外出自粛期間のなか)色々な不安を抱えながらも制作中心の日々が過ごせて良かったです。心が暗くなる時こそ絵に向かっていくのが画家(アート)の役割かな?」

 絵画教室や予備校での美術講師もつとめる花岡先生。緊急時代宣言が解除されて予備校などが再開された直後は、なかなか感覚がついていかなったそうです。
しかし、画家としての仕事は着々とこなしていかれ、「制作中心の日々が過ご」すことで、「画家の役割」を果たすために、自信を持って全うできたご様子。
その成果が観られるのも、今展の見どころではないでしょうか。
もちろん、外出自粛期間中は制作ばかりしていたわけではないので、制作以外のことをおうかがいすると、

「毎日1時間ぐらいウォーキングしていました。家の近くに入江があって海沿いに土手があるのですがヘッドホンでアングラ(ブラジルのメタルバンド)を聞きながら歩いていました。漁船が停泊していて海鳥があちこちにいるので飽きませんでしたね」

という花岡先生。ロック(ヘビーメタル)は自身、ギターでそれらの楽曲を弾くほど傾倒している音楽。自然の光景を目にしながら、ギャップのある音楽を聴いているのもまた、花岡先生の世界観を形成するビタミンのようなものなのかと想像してしまいます。
そうしたウォーキングの延長線上にあるのかどうか、今展では『厳島神社』の作品を観ることができます。地元(広島)の風景を描く時に思い抱くことは、「昔その場所に行った時の自分と対話する思いです」という花岡先生。時空を隔てた世界を表現するような心持ちでもあるのでしょうか。

物語世界を構築する
さまざまなエッセンス

 花岡作品といえば「王女」が登場する物語世界の連作があります。その世界を構築するためのヒントのようなものはあるのでしょうか。



「無類のテレビドラマ好きで(特に韓国ドラマ)そこからヒントをもらいます。朝鮮王朝時代のドラマは王妃のキャラクターをいつも注目しています」


 以前の取材では「私の女性像にはいろんなルーツがある。ダ・ヴィンチやボッティチェルリ、クリムト、エゴン・シーレ、それから浮世絵……」とおっしゃていた花岡先生。これまで追い求めてきた歴史的名画の数々の蓄積を身に着けてきた上に更に、現代のテレビドラマからの新たなエッセンスまでをも抽出して、 花岡先生にしか描けない作品をキャンバスに表していっています。

8月の広島は平和記念式典をはじめ、さまざまなイベントが催される時期。コロナ禍のなかいつもとは違う令和2年の夏ですが、花岡先生の作品や、地元出身・在住の画家たちの絵画がならぶ、福屋八丁堀本店7階の美術画廊でぜひご覧ください。絵画の持つ、観る者の心を時に和やかに、時に元気を与えてくれることでしょう。
美術雑誌「一枚の繪」掲載作家による一枚の繪人気作家展
絵の現在第34回選抜展受賞記事より(「一枚の繪」2005年7月号)。「制作に疲れると趣味のギターを弾く。ロック好き。」という花岡先生。花岡先生の絵画(制作)
とロック(ヘビーメタル)の相性は心地よい振幅があってよさそう。
美術雑誌「一枚の繪」掲載作家による一枚の繪人気作家展
『横たわる王女』 テンペラF10号
美術雑誌「一枚の繪」掲載作家による一枚の繪人気作家展
『厳島神社』 油彩F4号


Pick up 一枚の繪人気作家展 その他の出品作品(一部)
小野月世 水彩展
池田清明 『ピエール・ド・ロンサール』 油彩6号
小野月世 水彩展
野口 稔 『芍薬』 油彩6号
小野月世 水彩展
福本弥生 『Strawberry』 油彩4号


 

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