SEO TOOL
  創業1968年、一枚の繪株式会社は「絵のある生活」を提案します。
一枚の絵株式会社 オンラインで絵が買える/e-gallery ichimainoe 一枚の繪に掲載されている作品がお求めになれます。
トピックス | 会社概要 | サイトマップ | 関連リンク | お問い合わせ
作家一覧 絵画展スケジュール 出版物&グッズのオンラインショップ 月刊誌 『月刊 一枚の繪』 ギャラリー一枚の繪
 
TOPICS−新着情報
福本弥生 油絵展

この度、初めての個展を開催させていただきます。静物や花を描いた作品を中心に30点ほどを展覧いたします。
ぜひご高覧いただきますよう、お願い申し上げます。
福本弥生
 
会期
2019年8月8日(木)〜8月14日(水)
10:00〜19:30(金・土20:00)
※最終日は17:00クローズ
会場:福屋八丁堀本店 7F 美術画廊
作家来場:会期中出席


TOPICS−新着情報
対象の、美しいと思う瞬間を描く
福本弥生 油絵展
福本弥生先生
 「今回初めて個展をさせていただくことになりましたが、公募展などに出品している大作とは違い小品では、花や果物などを中心として、移ろいやすい色や形の中で、自分が美しいと思う瞬間を切り取って描いています」

 地元、広島での個展を開催される福本弥生先生。モチーフ(主題)こそ、小品サイズに合った花や果物ではありますが、「移ろいやすい色や形の中で、自分が美しいと思う瞬間を切り取って描」くという、「時」が感じられるということでは、画家自身の変わらぬ「時」というテーマが一貫されているようです。この個展を展観するだけで、きっと福本作品のエッセンスが感じられるような気がします。

 福本先生は広島県に生まれ、広島市立基町高等学校の創造表現コースを卒業後、広島大学教育学部の造形芸術系コースを卒業。現在は、母校・基町高校で非常勤講師として後進の育成に励みつつ、光風会、日展でも活躍中の注目の画家。とりわけ光風会では、2008年に光風賞、12年に会友賞、14年には会員賞。さらに18年には辻永記念賞と、着実なステップを踏んでいます(日展へは、光風会に初めて出品初入選した2007年の年から、同様に初入選し、2018年まで連続入選中)。

 「小さい頃からものづくりは好きでした。本格的に美術を志そうと思ったのは高校に入ってからで、中学校の先生に勧められて受験した広島市立基町高等学校に、私が高校進学する年に、創造表現コースという美術を専門に学ぶコースが創設されて、そこで、絵画の面白さや奥深さを知ることができました。
 
清廉なる耽美の世界〜 花岡寿一 洋画展
「時」の移ろいを感じるモチーフを前に
大学では美術の幅広い分野や美術を通した教育について学び、日本美術史を専攻して卒業しました。卒業後、母校である基町高校で美術の講師をさせていただくことになり、そこで高校生に美術を教える中で、自分も絵を描いていきたいと思うようになり、高校生の時に興味を持った油絵に再び取り組み、光風会展や日展を中心に発表を続けてきました」



時を経たものの美しさを引き出す
清廉なる耽美の世界〜 花岡寿一 洋画展
静謐な空気感の中に、時を経たものの美しさを引き出す
 フェルメールの描く「静謐な空気感と、美しい光の差し込む世界」が好きという福本先生。大学で学んだ日本美術史をひもとくと、陰影のない作品もあれば、絵巻物のように、長大な時間を描いたものなどがあり、絵画、表現することへの造詣を一層深めたことでしょう。自身の作品テーマともいえる「時」−自分が美しいと思う瞬間を描く−を具現化させるための詩嚢ならぬ画嚢を膨らませたことと思われます。「時」を巻き戻すがごとく、再び油彩画を描きはじめ、「時」の醸成がなされ芳醇への萌芽を醸し出す作品が生まれ、光風会や日展でも認められたのでしょう。

 「(私は)静物画を中心に制作しているので、モチーフの選定にはこだわっています。アンティークのテーブルや箱、時計、楽器、花などの植物、果物など、「時」の移ろいを感じるモチーフを集めて描きます。
また、モチーフを並べることにはかなりの時間をかけています。古びて、本来の用途としては使えなくなっても、昔の美しい面影を残しているもの、そのような、時を経たものの美しさを引き出すことができるようにモチーフを並べています。
私の作品はよく、『写実』的だと言われますが、ものの色や形をそのまま再現するわけではなく、意識的にモチーフの形や大きさ、色なども自由に変えて、一つの美しい世界を作り出していきたいと思っています」

 この、写実的な表現でなく、「一つの美しい世界を作り出していきたい」という思いは、福本作品の絵画空間に楚々として、清らかに表現されています。
今展ではあまり大きな作品はないそうですが、それは空間のなかに占める面積だけのこと。静謐な「時」が流れる画面を眺めていると、川の流れのように奥へ奥へと流れ、「時」の奥行き感はどの作品も大作に迫るものがあります。モチーフが一瞬垣間見せる美しい瞬間を私たちにみせてくれる、30点ほど作品が並ぶ会場で、充足された思いに浸ることができるかもしれません。
初めての個展とはいいながら、日展、光風会展でその実力を認められた新進気鋭の画家の作品を、「時」が進むのを忘れてご覧ください。

 

TOPICS目次へトピックス一覧へ

サイトマップ | 関連リンク | お問い合わせ

2001-2005 一枚の繪株式会社 東京都公安委員会許可 第301060205807号
掲載の記事・画像・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。メールはこちらから。