笠井さんの吹きガラス
笠井さんは、その頃日本で受け入れられなかった草間彌生さんを応援し、私も又、微力ながら誠意を尽くした、いわばお互い同志的仲間である。捨てられたビンに目をとめ、吹きガラス作家に転身したというのも笠井さんらしい。物づくりも、旅も、くらしのすべてが「生活の思想」とでも伝える考えに裏づけられているのを私は常々うらやましく思って来た。
今回の個展が銀座ではじめてというのもうれしい。今ではガラスの本場チェコからも招待される、ひと味ちがった作品をご覧いただきたい。花生け、器、ランプあわせて出品点数300点。 olive eye 番頭
|