今回のアーティスト・ナウは、今春、東京藝術大学大学院博士後期課程を修了、卒業する新進の日本画家、高木かおりさんにお話をうかがった。
研究に明け暮れた大学院を修了し、作品制作に打ち込む生活へ
Q 画家を志した理由は?
A 小さい頃から絵を描くのが好きで、当たり前のようにこの道に進んだという感じなんです。絵を描いていてほめられることが多かったし、中学生の頃から藝大に行くつもりでいたんです。高校の時の先生も、私が絵の道に進むものと思っていたみたいなんです。
好きな画家は、この作家さんのこの絵が好き、というのはあるんですけれど…。有本利夫のような世界観は好きです。ほかには大学の先輩の作品だったり。尊敬している画家でしたら、今、大学院でお世話になっている田渕俊夫先生。画家としての姿勢など、すごく尊敬しています。先生は今年で大学を退官されるので、先生と一緒に大学を卒業できるのがうれしいです。 |